「過去最大規模」の追加経済対策

 我が家にも、出入りの日産の営業さんから電話がかかってきました。
 政府の追加経済政策は、予算に限りがあって早い者勝ちなので、車の買い換えはお早めに...と。

 政府・与党は10日、15.4兆円の財政支出を行う過去最大の追加経済対策を決定しました。
 G20で、独・メルケル首相に名指しで喧嘩を売って批判を浴びた麻生さんですから、GDP比 2%ではなく、3%の大盤振る舞いで、過去最大規模の財政出動です。
 麻生さんは、目玉として3つをあげています。
 ①環境技術を生かした「低炭素革命」
 ②医療、介護の人材や施設を充実させる「健康長寿社会」
 ③アニメなどの産業の輸出を育てる「日本の魅力発揮」
 そのほかでは、贈与税の非課税枠拡大、子育て応援特別手当、国の直轄公共事業の地方負担分を軽くするための臨時交付金、株買い支えなどが話題にのぼっていますね。

 これまでの麻生政権にしては、核心をついた内容で、世評も悪くありません。
 
改革を進めてこそ需要追加策が生きる (4/11 日経社説)

 政府・与党は10日、財政支出規模で15兆4000億円にのぼる「過去最大規模」の追加経済対策を決めた。日本経済の急速な悪化が続くなかで、大型の財政出動は景気底割れを防ぐために必要な措置だ。政府は、ばらまきを抑えるよう歳出項目を厳しく査定して関連法案づくりを急ぐとともに、規制緩和など構造改革も両輪で進め、中長期的な成長力強化を目指すべきだ。

環境配慮の対策は前進
 先の20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)では財政出動の推進で合意した。米国や国際通貨基金(IMF)は各国に国内総生産(GDP)比で2%を超す財政出動を求めていた。今回の対策はGDP比で約3%になる。
 対策の目玉の一つは「低炭素・循環型社会」を目指し、環境配慮型の需要創出策を盛り込んだことだ。オバマ米大統領が進める「グリーン・ニューディール」を意識したものだ。家庭での太陽光発電の促進策、環境対応車への買い替えへの補助金、冷蔵庫、エアコンなど省エネ対応家電の購入支援などを打ち出した。
 具体的な制度設計や対策が実施されるまでの買い控えをどう抑えるかなどの工夫は必要になるが、低炭素社会づくりという中長期目標に即し、短期的には輸出不振で苦しむ産業界を支援する対策といえる。


<中略>
 今回の対策の文章をみると「改革」という言葉がほとんど見あたらない。中長期的に日本の成長力を高めるには、財政による一時的な需要追加だけでなく医療、介護、農業分野などでの雇用創出につながる大胆な規制改革も進める必要がある。単発の財政刺激策だけでは、生産性の低い部門の構造を転換し経済の足腰を強化することにはつながらない。

 すでに巨額の財政赤字を抱えるなかで対策の財源調達も難題だ。今回の対策を盛り込む今年度補正予算では国債を10兆円増発する見込み。政府系機関向けの資金を確保する財政投融資債も約6兆円発行する。大量増発した国債をどう安定的に消化するかについて、政府は日銀などとも連携し十分目配りしてほしい。


 ただ、車の営業さんの話ではありませんが、時限立法的要素が大きく、「低炭素革命」や「健康長寿社会」という大切な政策が、中長期に根付くのか不安視されます。というより、更に内容を深め充実させて、世界に範を示せるものにまで高めて頂きたいものです。
 日経が指摘している通りで、「改革」と「農業」は外せませんね。

 長かった桜の開花じきも終わりを告げ、青葉の季節に向かう一番過ごしやすい時期になります。
 千鳥ヶ淵と、市ヶ谷~飯田橋(神楽坂下)間のお堀沿いの桜を何点か掲載してみます。
 千鳥ヶ淵は、枝先が枯れたせいか花がついていない木が散見されるようになりました。来年は、回復しているといいのですが...。

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by yuji_oga | 2009-04-12 21:28 | 気になる話 | Trackback
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