BRICS首脳会議開催

 今回で 3回目となる、BRICS5カ国首脳会議が開催されるのだそうです。
 BRICsは、諸兄がご承知の、ブラジル、ロシア、インド、中国ですが、中国の主導で、小文字のsを、大文字のSにして、南アフリカを今回からメンバーに追加したのだとか。
 14日の首脳会議に先立ち、貿易担当相会議も、13日に開催されたのだそうです。
 BRICS貿易担当相会議が開催 「世界経済の不確実性に対応」  :日本経済新聞

 
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
  平成23年(2011)4月13日(水曜日)貳 通巻第3300号 
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  海南島のBRICS首脳会議は「新G7」たりうるか?
  要注意! 中国は新覇権をソフトパワーでも希求し始めた
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 2011年4月14日から海南島の三亜市で本格的なBRICS首脳会議が開催される。世界から報道陣は400名近い。
海南島は中国のハワイ。常夏のリゾート地として知られる三亜は、同時に中国海軍の潜水艦基地でもある。

 さて、このBRICS首脳会議には、B(ブラジル)からルセフ大統領(女性、元左翼闘士)、R(ロシア)からはメドベージェフ大統領、I(インド)からはシン首相、C(チャイナ)はホスト役で胡錦濤主席自ら。S(南アフリカ)からはズマ大統領が出席と、文字通り錚々たる首脳会議となる。
 
 当初、BRICsは2001年にゴールドマンサックスのジム・オニールが命名して、資源と人口に恵まれた、これら新興経済群はG7に匹敵するほどの経済グループとなると予測したことに端を発する。最後のsは小文字で集合体の意味、当初のメンバーはブラジル、ロシア、インド、中国の四カ国だった。
09年にはロシアで第一回の首脳会議が開催され、主に通貨問題が話し合われた。
 
その後、中国がSを大文字化して、BRICSと修正、そのSは南アである。中国が南アを加入させた背景には「政治的思惑」がありありとしている。
すでに数年前に南アに本格的進出を開始した中国は、南アの有力銀行を買収し、台湾の影響力を強引に削ぎ、いまやドイツの存在を上回るほどの力を発揮している。

 ちなみにBRICS五カ国合計で世界人口の42%、国土面積は世界の30%、GDPは世界の18%を占める。
 くわえて2015年には世界の22%をしめるだろうと言われる。


 ▼中国はBRICSに異常なてこ入れをする理由とは?

 BRICS会議は14日開幕に先立ち、13日は貿易相会議が開催される。
 中国が俄然、主導権を確立したのは、中国のGDPだけでもブラジルの三倍、ロシアと印度の四倍、そして南アの16倍という、歴然たる数字に裏打ちされている。そのうえ、BRICSには他の新興経済群の参加を呼びかけるという。

 しかし西側先進国の
「G7」に対抗するかのようなBRICSが、新しい世界秩序の担い手にまで発展するか、強固な経済機構たりうるかと言えば、甚だ難しいだろう。

 
第一にG7は自由民主人権法治という共通の価値観を共有しているが、BRICSはばらばらである。全体主義から民主国家まで。

 
第二に貿易ルールの相互理解がまだ得られず、ブラジルは中国の人民元操作を批判してやまない。

 
第三に資源、軍事戦略ではロシアの猜疑心を解消できず、軍事脅威という文脈では中国とインドは鋭角的に対立しているからである。

 同時に海南島の中東部ボーアオでは、恒例となった中国版ダボス会議(ボーアオ・サミット)が開催され、温家宝首相が基調報告、カザフスタン、インドネシアなど世界数十カ国から政治家、実業家、論客などがあつまる。
 
 日本の大震災と福島原発問題で、
西側世界のジャーナリズムはBRICSの意義をあまり報じていない
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 # 赤太字はyuu2が着色

 BRICS五カ国合計で世界人口の42%、国土面積は世界の30%、GDPは世界の18%を占め、2015年には世界の22%をしめるだろうと言われる実力は、BRICsの所以ではありますが、潜在力の強さを改めて認識させられますね。
 
 主導権を握って行おうとする中国の思惑に、インド、ロシア、ブラジルがどこまで追随・強調するのか、3つの障害を乗り越えられるのか、乗り越えられない場合でも世界経済への影響力(例=ドル離れ)はどのようなものなのか、注目は必要ですね。


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by yuji_oga | 2011-04-13 16:58 | 気になる話 | Trackback
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