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トヨタ流生産改革は、ロボット導入

キャノンが工場生産の無人化

  1/6日経朝刊に、トヨタが車生産の12工場の全工程に約1,000台のロボットを導入するとの記事がありました。
 キャノンが中国の製造コストに対抗するとして、生産ラインの完全無人化に
よる生産改革を発表していました(11/22 日経朝刊)が、トヨタも中国並みの生
産コストは目指すものの、完全無人化ではなく「にんべんの付いた自動化」な
のだそうです。
 1/1付けで「パートナーロボット開発部」を新設し、高齢者の介護など人と
の接触を前提としたロボット技術を活かすのだそうで、従来の溶接ロボットと
は異なり、内装品を組み付ける複雑な工程など全工程に導入するとか。
 
 日米の自動車産業は、'80年代に生産ラインの自動化を競ったが需要変動や、
多様化に対応できない工場が出て競争力を失う企業もあったが、同じ失敗は
避けようとも。
 
 今回のトヨタのロボット導入は、少子化への対応が主眼で、多能工の人材育
成で人を生かしながらも、人間が常に考える生産ラインの自動化とのバランス
を重視し、労働力不足の時代に備え競争力を高めようという、トヨタ流の新た
なものづくりへの改革とのことです。

 
by yuji_oga | 2005-01-08 19:09 | 企業改革
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