次期主力戦闘機(FX)は、F35

b0055292_21445321.jpg 次期主力戦闘機(FX)の選定が山場を迎えていました。自他ともに素人と認め、問責決議を受けた一川大臣の下での決定が危惧されていました。
 読売新聞が今朝の一面トップで、防衛省がF35を選定する方針を固めたとし、16日に安全保障会議(議長・野田首相)を開き、正式決定されると報じています。TV各局は、16日に決定されると報じていますが、3機種の内どれになるかまでは報じていません。読売のスクープに追随して報じているからなのでしょうか。
 
F35次期戦闘機に 政府16日決定 最新ステルス機 (12/13 読売朝刊)

 防衛省は12日、航空自衛隊のF4戦闘機の後継となる次期主力戦闘機(FX)について、米英豪など9か国が共同開発中の最新鋭戦闘機「F35」(開発主体=米ロッキード・マーチン社)を選定する方針を固めた。16日に安全保障会議(議長・野田首相)を開き、正式決定する。2012年度予算案には4機分(概算要求ベースで計551億円)を計上し、将来的には約40機の配備を目指す。

40機配備目指す
 選定作業を行っている防衛省と空自はF35の性能について、全方位の最新のステルス性に加え、地上レーダーやイージス艦などの情報を統合し、パイロットに伝えるネットワーク力に優れている点を高く評価した。
 国内防衛産業との関連でも、米政府は日本政府に、共同開発国以外では例外的に機体に関する機密情報を開示することを表明済みで、
国内企業が関与することができるため、技術基盤の維持に資すると判断した。

 米国の国防費削減などの影響で研究開発が遅れ、防衛相などが条件としている16年度までの 1号機納入が間に合わない恐れがあるとの指摘もあるが、
米政府が期限内の納入を確約していると言う。
 FXの選定は約30年振り。

<中略>

 防衛相と空自は、①性能②経費③国内企業への影響④整備や修理のしやすさ━━を選定基準に細部まで点数化し、100点満点で評価を進めていた。


 候補の 3機種の内、中露等各国が開発を進めている第5世代に該当するのは、F35だけでした。
 日本は、元々ステルス性能に優れ、韓国哨戒艦沈没事件で朝鮮半島に緊張が高まった時、沖縄に臨時配備されたF22を選定する意向でしたが、自衛隊の情報漏洩が度重なったこともあり、米国議会で日本への輸出を拒否されました。

 性能などについては、以下に特集記事がありましたので、参照ください。
 時事ドットコム:【特集】日の丸ステルス F35

 F35の問題点は3つ。
 一つ目は、開発が遅れに遅れているが、納期が間に合うか。記事では、米国政府が間に合わせると確約していると言うのですが、3機相見の状況下でのセールストークの可能性が強いですね。
 2つ目で、一番肝心なのが、日本企業の関与。日本国内での生産が可能かどうかが焦点で、ユーロファイターなどは可能との売り込みでしたが、F35は武器輸出を禁じる国内事情で共同開発に参加できなかった日本へは、情報開示もおぼつかない状況であったことです。
 日本の純国産機の開発話は、最近は聞こえなくなっていますが、培われてきた技術の断絶は避けたいところですね。
 国内の戦闘機生産が55年ぶりに途絶 航空機産業界が見守るFX(次期主力戦闘機)の行方|inside|ダイヤモンド・オンライン

 3つ目はお金。世界で突出した財政赤字を誇る(?)日本。なかなか選定作業が進まない状況で、財務省が予算化見送りを示唆していました。

 しかし、なんとか選定が決着することで、1日も早く納入され、頻度が増えている中露軍機へのスクランブルで、敵機が知らない間に真後ろに日本のF35が密着している状況を産み出し、枕を高くして眠れる時が来ることを願っています。

 

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by yuji_oga | 2011-12-13 21:46 | 気になる話 | Trackback
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