海底資源 国産洋上プラント技術開発に国策支援

 海上プラント事業の世界シェア(受注額ベース)は、韓国が世界トップを占め(39%)、中国とシンガポールがともに14%で続いていて、日本は運搬支援などで1%の参画にとどまっているのだそうです。
 造船シェアも、韓国と中国がトップの座を交互に取り争っていて日本は低迷しています。
 中国はもちろんですが、韓国も国と一体となって事業を進めているのに対し、日本は民間が独力で立ち向かっていることによる投資規模の差によって差がついてしまったのですね。
 ようやく政府が重い腰をあげて動き始めたようです。
 
海底ガス・原油 海上プラント国産推進 政府方針 技術開発に補助 (10/21 読売朝刊)

 政府は、海底から採掘した天然ガスや原油を海上で精製・貯蔵する国産技術の開発に乗り出す方針を固めた。海上大型プラント建造に関する国内企業の技術開発に対し、補助金を出して支援する。将来の日本の排他的経済水域(EEZ)での資源開発もにらみ、自前の海上大型プラント建造技術を育成する国家戦略の一環として注目される。

 政府は、韓国や中国などの企業に比べ遅れが指摘される国内企業の技術力を引き上げたい考え。海上大型プラント建造に関する技術開発支援の推進を、今年度中に策定する次期海洋基本計画(2013年度から5か年)に盛り込む方針だ。
 政府が技術開発を支援する海上プラントは、大型タンカーを改造し、採掘機器や精製施設を取り付けるものだ。ガスや石油を洋上で精製・貯蔵できるため、陸地から遠くパイプライン敷設が困難なガス田・油田の開発が容易になる。
 支援事業では、国内の造船会社やプラントメーカーを対象に、天然ガスをマイナス約160度で液化させる際の事故防止や、全地球測位システム(GPS)を使った海上でのプラントの定位置確保などの技術開発に補助金を支給する。国土交通省は来年度予算の概算要求に約16億円を計上した。
 世界の海上プラント事業は、受注額ベースで韓国が39%と世界トップを占め、中国とシンガポールがともに14%で続く。政府系企業が事業に参画するなど国が全面支援する中韓に対し、日本は、民間だけで巨額の事業費を負担しなければならない事情から、運搬支援などで1%の参画にとどまっているのが実情だ。


 陸上のプラントでは欧米のメジャーが君臨していますが、洋上プラントは、韓国や中国がトップ争いをしているとは、不勉強で初めて知りました。
 同時に、日本が技術でも中国や韓国に遅れているのも、造船ではシェアは追い越されているものの、先端技術では負けていないとされているので意外でした。
 
 国内の造船会社やプラントメーカーを国が音頭をとって結集させ、国土交通省が技術開発の補助金を来年度予算の概算要求に約16億円を計上するのだそうです。
 造船は、省エネのハイテク技術を活かした品質要求のあるマーケットに指向を絞っていくとしていました。
 洋上プラントは、これから技術開発を始めて、遅れを取り戻し追いつき追い越そうという話ですが、造船や陸上プラントでは世界トップレベルにあるはずなので、洋上プラントに結集されることを期待します。
 
 完成したら、東シナ海のEEZ境界線でのガス田で、中国との共同開発の話が頓挫したままですが、日本独自での開発に使えますね。



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  この花の名前は、メコノプシス・ホリドゥラ(幻の青いケシ)  撮影場所; 六甲高山植物園

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by yuji_oga | 2012-10-21 22:49 | 気になる話 | Trackback
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