日本から金が流出をつづけている

 2013年があけました。おめでとうございます。
 昨年の文字は「金」でした。個人的には縁が薄いものですが、金メダルは明るい話題を提供していただき、想いだすことで、年の締めを輝かしくしていただきました。
 そんな楽しい金の話題を年初から出来ればいいのですが、日本から大量の金の流出が続いていて、2012年で7年連続になるのだそうです。金の相場が上がっているので買う人が多いのかと思ったら、売る人の方が多いのだそうです。そしてそれが海外へ輸出されている。




 
悪貨が良貨を駆逐する 金の大量流出が鳴らす警鐘  :日本経済新聞

 日本から大量の金が流出している。金の輸出から輸入を差し引いた流出量は2011年に過去最高になり、昨年の1~10月も55トンと高水準が続いている。なぜ大量の金が海外に逃げていくのか。ドイツ銀行は昨秋のリポートでこんな警告を発していた。通貨を実態以上に評価し過ぎると“悪貨”となってあふれ出し“良貨”の金を駆逐してしまう――。
<中略>

■デフレ反映、現金化の動き加速

 これほど金を売る人が多いのはなぜなのか。

<中略>
 物価の下落が続くデフレーションの下では、通貨である円の価値は相対的に上がる。1980年代から90年代にかけて積極的に金を買い付けていた個人投資家が、金を保持するより円で持つ方が有利と考え現金化に動いている格好だ。

■円過大評価が招くシナリオ

 こうした金流出の状況を「悪貨は良貨を駆逐する」という観点から解説したのが、ドイツ銀行が昨秋に出したリポート「ゴールド~アジャスティング・フォー・ゼロ」だ。日本を名指ししてはいないものの、「
政府が法定通貨を過大評価すれば“悪貨”として流動性が高まり、逆に過小評価された“良貨”の金は国外などに出て行く」と説いた。
 円が“悪貨”のごとく実態以上に評価されるデフレの状態を日本が放置し続ければ、本来なら実物資産として資産保全の効果がある金が目の前から消えていくと指摘しているのだ。

<中略>

■流出量が円適正化のバロメーターに

 グレシャムにならえば、これ以上の金の流出を防ぐには“悪貨”の状態にある上振れした円を正常な状態に戻す取り組みが必要になる。そのためにはデフレ脱却の政策が欠かせない。
 安倍新政権は日銀との連携による強力な金融緩和と積極財政によるデフレ脱却に本腰を入れ始めた。
行き過ぎた円高が収束し円の“悪貨”の度合いが弱まれば、“良貨”の金を駆逐する必要がなくなり金の流出量は減っていくだろう。その意味で今後の金の流出量は、円相場の適正水準を測るバロメーターにもなる。(編集委員 浜部貴司)

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 金の輸出量については、調査機関によって対象や内容が異なる為バラつきがあるのだそうですが、市場関係者の間では、金の輸出量はWGCの数字を参照されるケースが多いのだそうです。

 「悪貨が良貨を駆逐する」とは有名な話ですが、円が悪貨で金が良貨。円が悪貨になった理由は、日本政府がデフレを放置して円の価値を実力以上に高めたままにしたことだとは。
 
 安倍政権に変わった今年は、円相場が適正水準になり、金の流出にも、企業収益にも良い方向に是正されることを願います。

 少ないアップ回数で恐縮ですが、ご覧いただいてます方々には、感謝申し上げます。
 今年もよろしくお願いいたします。


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  芦屋浜で、生駒山系から登る朝日を撮りました

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by yuji_oga | 2013-01-02 18:25 | 気になる話 | Trackback
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