頑張れ 国産パソコン

 タブレット端末の販売台数の伸びが著しく、一方でパソコンの販売台数が減っています。2013年に、ディスクトップPCの販売台数を上回り、2014年に、ノートPCを上回り、2015年にはパソコン全体の販売台数を上回るのだそうですね。
 タブレット出荷台数、14年にノートパソコンを逆転へ :日本経済新聞

 タブレット出荷台数、2015年までにPCを追い抜く-IDC - Bloomberg

 私の勝手な素人推測ですが、大勢を占めるWindows PCは、XP以降はセキュリスティ機能の向上や処理スピードの向上がありましたが、革新的なユーザビィリィティでの変化はありません。なので、買替の必要が減りました。一方で、情報発信はあまりしないけど、情報閲覧はするというユーザーはスマートフォンを含め増えています。また、PCユーザーでも、外出時にはハードな情報加工や発信はしないで見る方がおおくなることから、手軽なタブレットも所持します。
 そのような理由から、情報を観る機能が中心のタブレットが伸びていると考えます。情報の創造、加工、発信をしっかり行う為のPCは買替の必然性が薄れて、観るのに便利なタブレットがセカンド端末としての新規需要が増えているということだと推察しています。
 つまり、PCの需要が、タブレットに切り替わっているのではなく、PCの他に何処ででも観るのに便利なセカンド端末としての新規需要にタブレットやスマートフォンがあてられていうことだと考えています。

 そのパソコン、国内での生産が奮闘しているのだというから面白い。




 
パナソニックなど国産PCの奮闘続く “日本製”が生き残る道とは - SankeiBiz(サンケイビズ)

 パソコン(PC)業界で、国内での「ものづくり」の奮闘が続いている。安価な新興国製PCやタブレット端末、スマートフォン(高機能携帯電話)の普及に対抗するため、高品質、高性能製品に的を絞っている。各社とも価格競争とは違う土俵で戦い、勝ち残りを目指す。

 神戸市西区にある
パナソニック神戸工場は、ノートPCの主力製品「レッツノート」を生産している。同社は「顧客ニーズをいち早く製品に反映する」ため、生産拠点と設計・開発部門、営業部門を国内に集約した。同工場にはコールセンターや修理部門もある
 同社の狙いが端的に表れているのが
「一品一様」と呼ぶ多品種少量生産だ。顧客ごとに仕様変更(カスタマイズ)したノートPCの生産は、1カ月あたり数百種類に及ぶ。売り上げが堅調な法人向けについては、カスタマイズ率を現在の3割ほどから平成27年度には約7割まで引き上げる予定だ。
 細かなサービスに乗り出した背景には、国内PC市場の低迷に対する危機感がある。業界団体の電子情報技術産業協会(JEITA)によると、24年度の出荷台数は前年度比1・1%減の1115万2000台。出荷額は7952億円で、落ち込み幅は出荷台数より大きい8・3%と価格下落は鮮明だ。
 パナソニックの原田秀昭ITプロダクツ事業部長は、「たゆまざる技術革新しか、メイド・イン・ジャパンが生き残っていく道はない。
サービスと一品一様の生産体制によって価値を届ける」と話す。

 
富士通「高品質、高性能にこだわった」機種島根県と福島県で生産しているだ。格安モデルを委託しているアジアの工場では生産ラインに約120人が並ぶが、国内工場では自動化を進め、ラインの人員はそれぞれ16人ほど。調達部材を共通化するなどし「購買や加工費で為替に左右されない工場」(担当者)に進化しているという。

 
ソニーは、ノートPC「VAIO」シリーズの一部を長野県で生産。「日本の高い技術力と国内の設計部門を一体化することで、国内でしか量産できないモデルを生み出す」という。

 各社とも、今年の夏モデルは高機能型が中心。投入機種を増やすより利幅の大きいモデルの販売を強化することで、収益改善を目指している。


 パナソニックの、「一品一様」と呼ぶ多品種少量生産と聞いて、「One to One Marketing」という一昔前に流行った言葉を想いだしました。究極の顧客満足追及ですね。
 これを、パソコンの生産で実現しようと言うのです。具体的な内容が不明ですが、同様の時期に注目された、デルの受注生産モデルとは違うのでしょうか、興味深々です。
 
 富士通もソニーも、高付加価値品の国内生産化で、需要減に対処し利益確保するのだそうです。
 
 他に、HPは早くから日本国内生産に切り替えを進めていましたし、レノボの製品をNECが生産する報道もありました。
 人件費増や円高でもしぶとく生き残るパソコン国内生産  :日本経済新聞

 ガラパゴス製品ではない、顧客満足度の追及によって提供されるパソコンなら、二台目端末のタブレットやスマホとの競合ではなく、情報の創造、加工、発信をするユーザーの底堅い需要に応えていけるのだと考えます。
 日本の製造業の新しい姿を創り出せるのか、奮闘が成功することを願います。



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by yuji_oga | 2013-06-23 23:19 | 企業改革 | Trackback
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