中国に踏みとどまる企業もある

 日中の外交政治関係の悪化は、APECでの首脳会談の噂がありますが、改善どころか悪化一途ですね。
 おまけに、何を思ったか、外資叩きまで始まっています。

  国内企業との競争を、国内企業が有利になるようにとの浅はかな魂胆だとすれば、雇用されている労働者の失業、海外投資の減少を産み、中国経済に打撃を与えるブーメラン現象を産むと、解らないのでしょうか。
 日本を含めた各国の企業が投資を減らし、チャイナプラスワン、脱中国を模索し始めたなか、とどまって成長を期す会社もあるのだそうです。





 
中国で闘う日系企業… (8/24 読売朝刊 [ワールドビュー]中国駐在編集委員 加藤 隆則)

 7~8月にかけ軍事演習の管制で上海発着便のキャンセルが相次いだため、上海―北京間を高速鉄道で2往復した。時速300キロで約5時間、南北縦断の旅だ。中国の高速鉄道は「国産だ」とメンツにこだわるが、車両など日本の新幹線技術が生かされていることは中国のネットで紹介されている。
 約30年前、筆者が中国留学中に乗った旧ソ連式列車は時速100キロ前後。4人で向き合い、時には酒を飲みながら日をまたいで談笑した。よく聞かれた質問は「カラーテレビはどのメーカーが1番なのか」だった。
 今や乗客は同じ方向を向き小型端末で映像を楽しむ時代だ。ハリウッド映画のほか日本のテレビドラマやアニメにも人気が集まる。さすがに旅先で抗日戦争モノを見る人はいない。
 揺れの少ない座席に腰掛け、思い至ったのは足元の「枕木」だ。レールはコンクリートの板に固定されているが、
一部区間の固定用留め金を鋳造しているのは江蘇省蘇州の日系企業「蘇州石川製鉄」である。

 同社は親会社が金沢市にあった時に、蘇州との友好都市関係が縁で20年前、工場を創設した。
自動車部品が主だったが、2010年、高速鉄道の上海―南京間が開通すると、半区画のレール留め金を約5億2000万円で受注。以来、上海の地下鉄にも参入し、鉄道部品が最大で年間売り上げの2割を占めるほどになった
 
中国の安価な労働力を求めて進出した日本の加工輸出型製造業は、経済成長に伴う賃金上昇と円安で相次ぎ撤退。だが同社は、技術力と実績を生かし中国の巨大市場に活路を見いだした。
 同社の塩谷外司社長(64)は丑うし年生まれ。北陸では丑年を「ねまりうし」と呼び、家に閉じこもりがちだと考えられた。長男は家業を継ぐが、次男の塩谷氏は「外に羽ばたくように」と名前に「外」が付けられた、と本人から聞いた。

 中国では同社など2万社以上の日系企業が、1000万人の雇用を抱えながら羽ばたこうとしている。ここ数年、「日中関係は最悪」が決まり文句となったが、
現場が直面しているのは他の外資や中国企業との厳しい市場競争だ。政治が経済原理をゆがめれば腐敗にもつながり、結局は納税者に大きなツケが回ってくる
 
その例が、上海浦東国際空港から33キロの区間を最高時速430キロで走るリニアモーターカーだ。中国政府が「反日」から、また所管部門の権益争いから、02年、新幹線ではなく独のシステムを導入したと言われる。
 だが、中心部への接続が不便で利用率が低く、住民の抗議デモで延伸計画も頓挫。
毎年100億円近い赤字を出しているとされ、高速鉄道の発展で影は薄まる一方だ。公正な市場の声にこそ正直な真実がある。


 他社の追随を許さない独自の技術があれば、他の外資や中国国内企業との競争に勝てるという話は、中国への企業進出が始まった当初から言われていたことですね。
 塩谷社長が技術開発に注力されてきたご苦労が実ってきていると言う話ですね。

 しかし、技術は早晩中国企業に盗まれます。その時への対策が必要ですが、引き際をいつも心がけておく必要があります。
 稼ぐだけは、しっかり稼いで、計画建てて撤退をするしかないと考えますがいかがでしょう。




b0055292_01114578.jpg
 この花の名前は、ヘクソカズラ

↓よろしかったら、お願いします。




Fotolia
[PR]
by yuji_oga | 2014-08-25 01:18 | 気になる話 | Trackback
トラックバックURL : http://yujioga.exblog.jp/tb/23238860
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 日本の農業を強くするためには企... Amazon と、Google... >>