トランプ大統領が就任して 1週間が経過しました。
選挙戦で公約した事項を、次々と大統領令にしてサインしています。選挙で投票してもらった支持者に対して、素早い行動姿勢を示して支持を繋ぎとめているのですね。公約を実行に移しているのですから、異論を挟む余地はありませんね。 当選後、各国首脳の先陣を切って面談した安倍首相でしたが、TPPの永久離脱、貿易赤字国対策としてのジャパンバッシングと、経済面ではアメリカファーストを進めるための標的にされている現状です。 早期の首脳会談を目指しましたが、英・メイ首相優先で、先送りされました。 各国首脳と、電話会議を続けている中で、安倍首相は28日夜、対談しました。 先陣を切った面談の好感触から後退した感があるなか、対談の内容が注目されますが、時間が約40分と予定より短く、内容が希薄だったのか、明けた今日が日曜日で、体制が不十分なせいか、テレビ各局での報道で、内容に触れたものに接することが出来ませんでした。 唯一、日経が報じている記事に、ネット上で接することが出来ました。 日米首脳「経済関係や同盟重要」 電話協議 :日本経済新聞 2月10日会談で合意 2017/1/29 1:19 安倍晋三首相は28日夜、トランプ米大統領と電話で42分協議し、2月10日にワシントンで日米首脳会談を開くことで合意した。日本側によると、両首脳は日米同盟の重要性を確認、日米の経済関係の重要性でも一致した。環太平洋経済連携協定(TPP)や自由貿易協定(FTA)は話題にならなかった。首相は自動車など日本企業の米経済への貢献を説明した。 電話協議でトランプ氏は「大統領選で約束したことはしっかりやる。スタートが大事だ。スピード感をもってやる」と強調。「日本との関係は重視している」とも語った。安全保障に関しては「マティス国防長官が日本に行く。彼は専門家で信頼している。いろいろ話してください」と話した。両首脳は東アジアの安全保障環境についても話し合った。 首相は大統領就任に祝意を伝えたうえで「就任直後から精力的に活動し、トランプ時代の幕開けを強烈に印象づけた」と表明。「大統領のリーダーシップによって米国がより一層偉大な国になることを期待している。信頼できる同盟国として役割を果たしたい」と伝えた。「大統領の一挙手一投足に世界が注目している」「政権発足後、経済面での期待が高まっている」とも述べた。 協議後、首相は記者団に「電話協議で経済や安全保障の課題などにおいて、日米同盟の重要性について確認をした。2月10日の日米首脳会談では経済、安全保障全般において率直な意見交換をしたいと思っている。有意義な意見交換をしたいと考えている」と述べた。 首相は米大統領選後の昨年11月、トランプ氏と電話で約20分協議し、訪米時には主要国の首脳で最初に約1時間半会談したが、大統領就任後に話したのは初めて。首相は早期の会談で信頼関係を築き、不透明感が残る日米同盟や通商政策の方向性を確認したい考えだ。 トランプ氏が日本との自動車貿易を「不公平だ」と名指しし、貿易赤字の是正を主張していることに関しては、首相は日本企業が米国内での雇用創出や投資面で貢献している実態を伝え、日本企業の活動への理解を求めた。日本政府は一連の会談を通じてトランプ氏の意向を確認したうえで、米国との通商協議に向けた方針の本格的な検討に入る。 2月10日の首脳会談では、沖縄県・尖閣諸島が米国の防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象だとの従来の方針を米側に確認。尖閣問題への対応を手始めに、米国が引き続きアジア太平洋の安保問題に関与していく姿勢をトランプ氏から引き出したい考えだ。ただトランプ氏は電話協議では米軍駐留経費に言及しなかったが、これまで日本など同盟国に米軍駐留経費の負担増などを訴えており、日本側は対応に苦慮しそうだ。 トランプ氏は28日、日本に続き、ドイツのメルケル首相、ロシアのプーチン大統領、フランスのオランド大統領、オーストラリアのターンブル首相と相次いで電話で協議。20日の大統領就任後、すでにイスラエルのネタニヤフ首相やインドのモディ首相らとの電話は済ませ、27日には訪米した英国のメイ首相とホワイトハウスで会談した。 日本は安倍首相が昨年11月に訪米し、トランプ氏の大統領当選後、主要国首脳で初めて同氏と会談した。ただ就任後のトランプ氏ともできるだけ早く会談したいと米側に強く働きかけていた。当初は1月27日の首脳会談の開催を要請していたが、米側が同日にメイ英首相との会談を設定したため、日米間で日程を再調整していた。 トランプ大統領は、「大統領選で約束したことはしっかりやる。スタートが大事だ。スピード感をもってやる」と強調したとのことですから、TPPやFTAについて話題にならなかったと言いますが、しっかりトランプ大統領の主張は押し付けられたのですね。 安全保障については、マティス国防長官に任せているとの姿勢表明があったのは、不透明感があった中で、素人のトランプ大統領が独走しないと言うことで、一歩前進だと言えますね。 1時間の予定が、約40分で終了。通訳経由で、どちらがどれだけ話したのかは判りませんが、安倍首相は、「経済や安全保障の課題などにおいて、日米同盟の重要性について確認をした」と記者団に語ったとのこと。自動車の貿易の不均衡について現状説明をしたとかしなかったとかの話がチラリと聞こえますが、真偽は不明です。短い時間ですから突っ込んだ話は出来ていないと考えられます。 2月10日の会談日程が決まったのが、電話会議の成果で、課題の議論はその時ということですね。 日経の記事から読み取れる、遊爺の独断ですが、安倍首相はトランプ大統領をかなりよいしょしていますね。腕白坊主を、やる気にさせるうまい手法。 TPPは、4年後を目指し、トランプ大統領が要求するFTA交渉は、TPPで甘利氏が交渉でまとめたレベルを堅持して時間稼ぎという戦術でしょうか。。 米国以外のTPP参加国との、今後の進め方についての協議を進めていただき、破壊の天才・トランプ大統領への抑止力醸成もお願いします。 この花の名前は、バイカオウレン 政府広報(北方領土問題) - YouTube
by yuji_oga
| 2017-01-30 02:10
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