巷で話題の「業務用スーパー」

 近所(と言っても、車で20分くらいかかる)に、お肉を大きな固まりで売っている店が出来て、安くて品物もいいとの評判らしい。
 激安の倉庫販売のアメリカ流販売は、以前から見聞きすねが、肉は珍しい。どうやら、「業務用スーパー」というものが巷で話題になっていて、ググってみるとこの店もそのひとつ。

 巷で話題の「業務用スーパー」と題した、以下記事が解りやすくまとめてあったので、備忘録として引用、控えておくこととした。
 
NV-CLUB ONLINE/辰巳渚の「ニュースのツボ」:巷で話題の「業務用スーパー」から消費者を考える

 ▼「業務用」を名乗る食品スーパーが消費者の人気を集め、店舗数を増やしているという。もともと飲食店などプロ向けに冷凍食品や調味料などを扱う店で、数や量を一定以上まとめて低価格で売る形態。通常のスーパーより割安なため、利用者の3-8割が一般消費者だという(日本経済新聞、8月25日夕刊)。

▼「業務スーパー」の店名で全国に約330店を展開する神戸物産は、来年から年100店のペースで店舗網を拡大する。「肉のハナマサ」を首都圏で約60店展開するハナマサも、年20店の新規出店ペースを続けている。

▼一般スーパーも業務用食材の扱いに乗り出している。イオンは「ジャスコ」を中心に、業務用食材コーナーを設置、約100店で販売している。

 実は、このところ外資小売業の日本進出の動向を気にしていて、そのなかでも西友のウォルマート方式(エブリデー・ロー・プライス)が難航していること、会員制ホールセールクラブのコストコの業績がよいことに注目している。

 <中略>
 そんな状況なのに、コストコは評判がいい。コストコは、アメリカでウォルマートに次ぐ企業だ。もともとは事業者向けの卸売業で、個人も利用できる仕組みになっている。事業者も個人も、入会金を払って会員になることで利用できる。1999年に福岡市にオープン後、現在5店舗(店舗というより倉庫だが)を展開している。これが、人気なのである。郊外に出店していることから、典型的な利用客像としては次のようなイメージだ。

 子どもが2、3人いる若い家族で、郊外のマンションか一戸建てに住み、土日に車で家族揃って買出しに出かける。妻は冷凍食品をじょうずに食生活に生かしており、インターネットでの情報収集にも強い。家電やパソコンを買うときも、夫婦で相談していっしょに買いに来る。ほかにも、トイザらスや各種アウトレットモールをじょうずに使いこなしている。

 <中略>
 私は、当初、ビールやティッシュといった日用品のまとめ買い、そして同時にアメリカンな場を楽しむ娯楽としてのイメージを想像していたのだが、実際の利用者は、食品をまとめ買い(まとめ買いという言葉のイメージを超えた「どっさり」なのだ)して、しかも日常の行為としても、味としても満足しているらしい。

 なにか、ここには割り切れない思いがある。一般消費者向けに売られているものに対しては、消費期限の表示にしろ、生産者の表示やトレーサビリティにしろ安全性にしろ、非常にナーバスになっている。一方で「業務用」は「安い」というだけで支持されているのだろうか。少なくとも、私が見た町田市郊外は、東京に勤めるサラリーマンの多い地域だ。デパ地下でおいしい惣菜を買って帰ることもあるし、主婦は友だちとおいしいランチをしているだろう。食にお金をかけたくない、というよりは、食べることへの感心が高い層だと思えてならない。

 もちろん、「安い」だけで利用している層も多いには違いない。だが、確実に「業務用」に惹かれる意識的な層がいるのだとしたら?

 ここからは、いろいろなことが言えそうだ。小売業が「顧客志向」といいながら、ほんとうに買う人のほうを向いてこなかったのかもしれない、という視点。なにやら「プロ」的なものへの憧れやそれを使う自分への満足感を求める層がいる、という視点。ただ「安い」というだけではなく、「わけがあって安い」には確実に価値を認めるのだ、という視点。栄養成分がどうの、身体への効果がどうの、あるいはベルギー王室御用達がどうの、といった瑣末な関心で食が動いてきた昨今ではあるが、瑣末な部分が細かくなればなるほど、どこかでおおざっぱになりたがる心理があって「どーん」としたものに惹かれるのかもしれない、という視点。

 私としては、「食」に関わるニュース・現象で、久しぶりに「これは」と思うことなのである。

 安いという点では、ウォルマートの戦略と何処が違うのでしょう?
 倉庫販売で、まとめ買いというのは、目新しい手法ではない...。
 なのに、訪れる人には、既存のおみせとは違った魅力や満足感を与えている!!

 商品の質(業務用というマジックにつつまれた)と、価格なのでしょうか?
 日本でも古来(笑)、市場や問屋で一般消費者にも売ってくれる店や店の集まりはあり、魚・肉・野菜といった生鮮食品や衣類・食器をロット買いするとか、などは多い。これは、プロが売買するものだからとの、あらかじめの品質レベル保証を想像し、期待して買う。なんだか、これに似た感じに思える。
 記事に出てくるおみせは、いずれもそう遠くは無い距離にあるので、覗いてウォッチして、魅力を突き止めてみたい。

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by yuji_oga | 2005-09-19 01:09 | 気になる話 | Trackback
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