米国産牛肉の輸入再開

 安全性について国内の基準とは異なる基準で、米国産牛肉の輸入再開が決定・開始されました。
 米国及びカナダから日本向けに輸出される牛肉等の輸入停止措置の解除について
 米国産牛肉輸入再開・リスク大きい見切り発車 琉球新報~沖縄の最新ローカルニュース
 asahi.com:米国、カナダ産牛肉の輸入再開正式決定 03年以来-暮らし

 12月16日に、輸入者=丸大食品株式会社、製造者=HARRIS RANCH BEEF CO.で 第1号が成田に到着しています。
 米国産牛肉等の到着について

 輸入の再開や、再開後に食べるかどうかの調査では以下のような結果が見られます。
 
【即問】米牛肉輸入再開に6割が反対、7割は禁輸も「困らなかった」 - nikkeibp.jp - ビジネスマンの問題意識(仕事・社会)

  まず、米国産牛肉輸入再開の是非を聞いたところ、「反対」が61%。「賛成」の38%を大きく上回りました。

  輸入反対の理由では、「米国の政治圧力で輸入再開を決めたと思う」が73%でトップ。

 輸入再開に賛成する理由として最も多かったのは、「消費者の選択の幅が広がる」で77%。「買う/買わない、食べる/食べないは消費者の自由選択」(40歳/男性)と、選択肢を増やした上で最終判断は消費者に任せるべきとの意見が多い。

 輸入再開後に米国産牛肉を食べるかどうかを聞きました。回答者全体では、「買わない/食べない」が50%で、「買う/食べる」の27%を大きく上回りました。

 
「米国産牛肉輸入再開後、4人に3人が『飲食店で米国産牛肉を食べる』と回答」 - 日経レストラン ONLINE - TOPICS

 「飲食店で米国産牛肉を食べますか?」という質問には、条件付きながら4人に3人が「食べる」と回答した。具体的には、「まったく気にせず食べる」という回答が37.0%。「店の種類や利用動機によって選択する」という回答が37.7%。「絶対に食べない」という回答は25.3%だった。条件付きながら、米国産牛肉の容認派が74.7%を占めた。若干の不安を感じながらも、消費者は米国産牛肉の輸入再開を冷静に受けとめていることが分かる。

 調査のしかたで答えはイロイロですが、輸入が開始されても、買ったり、食べたりするのは我々個人の判断で選択していけばよいことではあります。
 ただし、消費者が選択・判断出来るよう、販売店頭や飲食店での表示を正しく実施して頂かねばなりません。

 と、シビアになる前に、肝心の輸入量が確保できないのだそうです。
 ひとつは、日本の輸入条件が生後20ヶ月となっていますが、米国では30ヶ月以下の管理で流通していて、20ヶ月以下を識別して流通させることに対応できる業者が少なく、全体の流通量の1割程度にとどまることが挙げられています。
 ふたつ目は、冬は米国でも牛肉の量が最も少ない時期に当たるのだそうで、価格が高騰している時期であること。
 みっつめは、輸入禁止前は米国産牛肉が豪州産より高かったことから、「米国の業者が豪州産の価格を基準として、価格を底上げしようとしている」ことによる供給の本格化への遅れがあるのだそうです。
 輸入再開も届かぬ米国牛肉 - nikkeibp.jp - 企業・経営

 また、米国側では既に、20ヶ月以下ではなく、30ヶ月以下に制限を緩和するよう要求する動きが始まっているそうですが、全頭検査にも対応できるという業者もあるなど、まだまだ紆余曲折がありそうです。

 最後は我々消費者に選択権があるのですから、産地、全頭検査品か20ヶ月以下で危険部位を除いたものかといった表示を正しく行って、選ばせて欲しいものです。
 表示が不明確になる加工品の輸入が再開されていないのは、正解です。

  
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by yuji_oga | 2005-12-25 21:45 | 気になる話 | Trackback
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