COBOL技術者がひっ迫

 銀行がIT投資を復活させたことで、ITサービス業界のSE不足が表面化してきたのだそうです。
 銀行のIT投資復活でSE不足深刻、三菱東京UFJ銀のシステム統合にも影:IT Pro

 記事に書かれているとおり、昨年秋頃から募集をかけても、各社ともにレスポンスが悪くなってきています。オープン系なら即日2,3人、COBOLでも、一週間から半月待てば反応があったのですが、COBOL技術者は、ゼロに等しいくらいの実情です。

 大手都市銀行、地方銀行を問わずIT投資増を計画している影響なのだそうで、当分は緩和されそうにない見込みです。
 三菱東京UFJ銀行のシステム統合に、このCOBOL技術者不足が影響を及ぼしているのだそうです。
 
 このSE不足、特にCOBOL技術者のひっ迫が影を落としているのが、1月に誕生した三菱東京UFJ銀行の勘定系システムの統合プロジェクトだ。同行は、2007年末に予定していたシステムの完全統合を2008年末に延期する方向。この完全統合では、日本IBMのメインフレームを採用した旧東京三菱のシステムに、UFJのシステムを片寄せすることで実現する。

 統合延期の方針を固めた背景には、想定以上に開発工数がかかる上に、COBOL技術者の不足が開発スケジュールに影響したものとみられる。計画の延期は、2月にも金融庁に提出する、経営健全化計画に盛り込むもよう。


 ソリューションプロバイダの対策としては、COBOLへの依存度を減らすことだとし、基幹の部分はCOBOLを残すが、各アプリケーションの開発にはJavaなどを取り入れる方向に移行していくのだそうです。
 基幹システムのオープン系への切り換えが、雪崩をうつて進行しているかの巷の記事ですが、基幹は残すが、フロントのユーザーインターフェイス部や切り出し可能な部分はオープン化するという少数派の意見がありましたが、銀行の勘定系システムは、COBOLで残存していたのですね。

 米国では大学できちんとCOBOLを習得させていますが、日本では、最近の新卒(大学、専門を問わず)は、COBOLの名前は聞くが勉強したことはないという者がほとんどの状況です。
 基幹は残すという企業は多いはずです。是非、COBOLの習得を学校で復活して欲しいものです。


 
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by yuji_oga | 2006-02-05 22:30 | IT備忘録 | Trackback
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