日興コーディアル証券でシステム障害

 東証、大証の取引所のシステム障害やその対応が連日話題となっていますが、証券会社のシステムトラブルも絶えません。

 日興システム障害 相次ぐ証券トラブル : 金融ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 日興コーディアル証券で8日、本支店の窓口と電話で受け付けた5,000件以上の売買注文を取引所に取り次げなくなるシステム障害が発生したのだそうです。
 コンピューター・システムの一部故障で故障原因は明らかになっていないとのことで、昨年9月にも同様の障害が発生していたとのこと。また、日興シティグループ証券では誤発注トラブルが発生していました。

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 証券会社のシステムや東証など取引所ののシステムは、小口のインターネット取引件数の急増で、負荷が増えたことが原因とされていますが、国内外に日本のシステム技術レベルの低さを露呈しているもので、取り組みの経営姿勢と共に運用も含めた技術の向上が望まれます。

 その中でも、最も中枢となる東証のシステム再構築にはいろいろな方面での見直しが必用です。
 西室泰三社長兼会長は「CIOを公募」し、システム強化をしようとしましたが、応募者が誰もおらず、西室会長自らNTTに依頼してようやくNTTデータ・フォース出身の鈴木義伯氏が就任することになりました。
 NTTが救った東証CIO、公募するも応募者ゼロの窮地 - nikkeibp.jp - 企業・経営

 鈴木CIOは、システムの増強計画をまとめると共に、次世代システムのあり方も策定するとのことで、と述べ、東証は個人投資家の急増に対応したシステムづくりが必要になるとの認識を示した。
 マネー特集取引所のシステム障害マネー&マーケット/東証CIO「個人投資家の急増に対応したシステム必要」

 また、とのことで、次世代システムに関しては、「まだ白紙だが、ニューヨーク証取やロンドン証取の仕組みも謙虚に見てシステムの構想を練る」との考えを示したそうです。
 マネー特集取引所のシステム障害マネー&マーケット/東証CIO「次世代システム、NYなど参考に構想練る」

 金融庁は、証券取引所の経営・システム改革を議論する有識者懇談会を設け、処理能力の向上、誤発注問題では明らかな異常注文は契約を事後に無効にする制度の導入、売買単位の集約について話がだされた様です。
 マネー特集取引所のシステム障害マネー&マーケット/東証に処理能力向上や売買単位統一迫る・改革懇初会合

 真の原因は、マネジメント不足として、次の改革も唱えられています。
 一つは、取引所のサービスを利用している個人投資家に受益者負担の名目で、売買の株数に応じて課金する。
 もう一つは、一極集中する「独占企業」の座にある東証に対し、取引負荷を分散する夜間取引や第三者機関による取引サービスの提供での競争の導入。
 NIKKEI NET:経済 ニュース/東証の問題は経営にあり、CIO招聘では売買システムの機能上がらず

 東証がダウンしたとき、大証での代替え機能はほとんど果たせなかったしそれだけの能力も持ち合わせていなかったそうですが、危機管理、コンティンジェンシープランを本気で実施しなくてはならないと言うことですね。

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by yuji_oga | 2006-02-12 21:59 | 気になる話 | Trackback(1)
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Tracked from 社長は大学でつくられる、か? at 2006-02-16 13:14
タイトル : 東京証券取引所CIO
東京証券取引所初代CIO(最高情報責任者)、鈴木 義伯(よしのり)さん。 1949年1月19日生まれ。 東京電機大卒。 NTTデータフォース社長。 日本電信電話公社(現NTT)、NTTデータ通信出身。 NTTデータフォースはNTTデータが買収した横浜銀行のシステム子会社。現在はNTTデ... more
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