沖縄がIT企業進出先として浮上

 IT関連企業が中国に進出したりソフト開発を、海外委託したりする代わりに、沖縄に進出するケースが増えているのだそうです。(8/28 日経朝刊)

 かつて、コールセンターの沖縄進出が注目されたことがありましたが、現状では、103社中コールセンターは37社で、ソフトウェア開発や情報サービス企業などが66社を占める状況になっているそうです。

 オープンインターフェースという会社では、コスト削減のため、中国の企業にソフトウェア開発を委託したり台湾の子会社を活用していたのだそうですが、習慣の違いや意思疎通の問題からうまくいかなくなり、子会社を閉鎖し、海外委託も中止して、新たな開発拠点として沖縄(那覇市)を選んだとのことです。

 理由は、
 1.東京などに比べて人件費やオフィス賃料が安い
 2.海外と異なり、言葉や習慣の違いなどの問題がない
 3.東京ではIT技術者の確保が難しくなってきているが、大学卒業後、東京で働いて10年くらいでUターンして地元に戻る人が多く、経験豊かで優秀なIT技術者が沖縄にいる。
 ということだそうです。

 ピックニイウス社の設立(名護市)でのシステム開発の人件費試算では、一人当たり月額で、上海=35万円、沖縄=50~55万円、東京=70~80万円だったそうですが、「中国のカントリーリスクや中国拠点と国内拠点を橋渡しするIT技術者の採用など総合的に考えると、海外より沖縄のほうが競争力がある」と判断したのだそうです。

 こうした企業進出に、新規雇用が見込めるとし、沖縄県は東京~沖縄と大阪~沖縄間の大容量高速回線を県の費用で無料開放する助成策を実施しています。

 また、南関東で今後30年以内にマグニチュード 7規模の地震が発生する確率が70%に対し、沖縄周辺では、震度 6弱の地震発生率は 6%に留まるとのことで、地震リスク回避の為にデータセンターを設置したり、沖縄に設備を持つ企業にデータ管理を委託する企業も急増しているのだそうです。

 企業進出の急増に伴う今後の課題は、人材の確保ということです。
 テレビで、沖縄に移住した若者をよく見かける様になりましたが、企業でも沖縄勤務希望者の採用を始めたり、地元大学と提携して採用を確保するなどの動きが出てきているようです。
 沖縄は、とてもいいところなので、仕事が在れば移住する人が増えるのではとおもいます。
 
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by yuji_oga | 2006-09-03 12:26 | IT備忘録 | Trackback(1)
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