景気の牽引車は、今年も中国とインド

 日本の好景気がいざなぎを抜いて 5年目に突入と言いますが、内容は、政府目標の2%に届かないもので、実感は無いものです。
 近年、日本は勿論のこと、世界中の国々の経済に影響を及ぼしている中国では、国内投資の過熱に一服感が広がりつつあり、GDP成長率が 5年ぶりに 1桁代に低下するとの見方も出てきているのだそうです。それでも主要各国の中では高い成長率です。
 また、注目を浴びるインドは、 9%の経済成長を目標に掲げた第11次五ヶ年計画を今年 4月からスタートさせるのだそうですが、達成は可能と、シン首相は自信を示しているとのことです。 (1/7 日経朝刊)

 
アジア景気、今年もけんいん
中国 過剰投資に一服感 インド 自動車・携帯が好調
 (1/7 日経朝刊)

 今年の見通しについて、中国建設銀行の龐秀生・主席財務官は「投資の伸びはなお高水準だが、06年ほどではない」と語る。15日に預金準備率を引き上げるなど政府は過剰な建設投資への警戒を緩めておらず、(中国の最大の成長エンジンである建設投資の)伸びは20%台の前半との見方が多い。

 焦点は06年まで4年連続で二桁だったと見られる成長率。

 中国人民大学の劉元春・教授は「低めに見て9.25%」と指摘、5年ぶりに一ケタ台に落ちると予測する。一方、大和総研(香港)上海代表処の肖敏捷・主席代表は「投資は落ちず、成長率は10.3%」と強気の見方を崩していない。

 都市部のビルや工場の、過熱しバブルが懸念される建設投資が最大の成長エンジンということで、北京五輪以後や、供給過剰の心配があげられたり、銀行の不良債権の大きさとその国庫援助負担がバブル崩壊の不安材料として語られています。
 日本もそうであったように、二桁前後の右肩上がりが続く限りは、危惧に終わるでしょう。成長率の低下がマイナス方向のスパイラルを生み、止められなくなり、バブルとして崩壊してしまわない限り、とのつけたしは要りますが...。
 都市部の人々の所得が増え、国内需要が伸びているし、総人口はもっと多いのですから、供給過剰も当面は表面化しないのでしょうが、これ以上悪化させない取り組みが必用と指摘する見方もあります。都市部の内需の伸びが止まるときがきたら危険信号ですが...?

 
 好調を持続するインド経済には大きな不安材料は見あたらない。
 印政府は07年 4月から始まる第11次五ヶ年計画で平均 9%の経済成長を目標に掲げる。
 シン首相は昨年12月、「(目標は)野心的だが達成は十分可能」と自信を示した。

 乗用車生産台数は前年比20%前後の伸びを維持、06年度(06年4月~07年3月)は、120万台の大台の背がほぼ確実視されている。
 携帯電話も急速に普及している。中間層の所得増が追い風になっている。

 「世界の小型車工場」を目指すインドの成長は、スズキなど日本企業が大きく貢献しているのは、嬉しい話です。また、自動車産業の発展は、鉄鋼産業などの基幹産業の投資拡大もあり、インド国内の産業の裾野を拡充させるものですが、携帯電話も加われば、各種電子機器関連の発展もあり、薄型画面が加われば、今の世界の成長産業が揃うことになり、更なる成長が見込まれ、中国と並ぶどころか、上回る成長が可能となりますね。

 韓国は、急激なウォン高での輸出鈍化で景気は減速中ですが、それでも07年の見通しは、4.4%(06年見通しは 5%)ですし、米国も日本より高い成長率です。
 1/6の日本テレビで、久々に竹中氏を拝見しましたが、安倍内閣の新予算を支持すると同時に、日銀、政府閣僚に強い信念を求めていました。
 2007年を斬る: 竹中平蔵からの直言 (ニュースを斬る):NBonline(日経ビジネス オンライン)

 高齢化と人口減で国内需要の成長が見込めない日本では、海外に活路を求めて行かねばなりませんが、今年も中国とインドがターゲットと言うことになります。特に、比較的リスクが少なく成長余力のあるインドに注目ですね。



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by yuji_oga | 2007-01-08 19:11 | 気になる話 | Trackback
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