中国の人口抑制策は今後も継続

 中国のひとりっこ政策は、農村の労働力の必要性から生じる産み分けによる男子の急増や、高齢化社会による若者への負担増といった不具合がじてくることから、見直しの要望が出ていました。
 ところが、男女比や高齢化問題以上に、人口増大による環境破壊や資源不足、教育水準劣化の方が深刻と判断され、中国政府は、現行の計画出産政策(一人っ子政策)を継続する事としたのだそうです。

 
中国人口「2033年 15億」に抑制 出生率は1.8前後に (1/13 産経朝刊)

 中国政府はこのほど国家人口発展戦略研究報告を発表し、中国人口を2033年をピークに15億人に抑制するとの戦略目標を設定。目標実現のため今後30年間、女性1人が妊娠可能期間に生む子供の数(特殊合計出生率)を1.8人前後に厳密に制御し、現行の計画出産政策(一人っ子政策)を継続する基本方針を確認した。

 中国では1973年以降、計画出産政策を導入、この30年の間に出生率を5.8から1.8に引き下げ、約 4億人の産児減少に成功した。しかし、産み分けによる男子の急増で男女比のバランスが崩れ、2020年に3,000万人の男性が結婚できない状況や、高齢化により2040年代に60歳以上の人口比が30%に達するといった状況が予測され、計画出産政策の見直しを求める声も多かった。

 報告では男女比や高齢化問題以上に、人口増大による環境破壊や資源不足、教育水準劣化の方が深刻と判断。計画出産によるマイナス影響は新しい発想とメカニズムで対処していかねばならないとした。


 少子高齢化社会の歩む道は、日本が世界の先陣をきって見本を露呈しています。
 このマイナス成長スパイラルが回り始めた日本を身近にみてもなを人口圧縮政策を続けざるをえない中国は、どんな問題を内包しているのでしょう...?

 テレビで公害から生じる癌死亡率が急増している村のレポート(よく取材出来て無事持ち出し出来たと感心しますが...。)を放映していました。同様の村が急増しているのだとか...。
 放映した村は、皮革業者が垂れ流す廃液による水の汚染が原因とされ、皮革業者の社長にインタビューしていましたが、工場の排煙や水質汚染の業界は他にもあり、しかたがないことだと答えていました。

 環境破壊は、環境対応技術に投資し設備を導入して抑えるべきですし、省エネ対策をして資源の有効活用を進めるべきです。
 100年、1000年の計を観る中国にしては、この30年の政策の結果がどうなるかは分かっているのに、不思議な選択です。
 ひとりっこ政策でも、公表値ほどは人口は減っていなくて、日本のような人口減にはならないとの計算があるのか、表に出てきている環境汚染や、エネルギー不足が、相当深刻な内情なのかと、憶測してしまいます。

 人口抑制もさることながら、環境保護、省エネには積極的な投資をお願いしたいものです。


 
b0055292_23364256.jpg


 ↓ よろしかったら、お願いします。

[PR]
by yuji_oga | 2007-01-14 23:48 | 人口減少 | Trackback
トラックバックURL : http://yujioga.exblog.jp/tb/6337469
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< まぐろ戦争 景気の牽引車は、今年も中国とインド >>