地球温暖化で、サンマがやせる

 気温の上昇が2℃をこえるとみられる2040年前後には海面水位が5~20cm程度高くなると予測されています。
 海面上昇により海に沈む地域を日本地図上で確認できるソフト「SeaLevel 海面上昇シミュレーター」v1.00という、フリーソフトがあり、海面水位の変動値を入れると、水没部分が黒く変わります。
 SeaLevel3 海面上昇シミュレーター3 日本詳細版

 地球温暖化で、海水温度が上昇すると、海面水位が上昇する他に、海中でもいろいろなことが起きる様ですが、海水温が1℃上昇するとサンマ1尾の平均重量が約7%(約10グラム)減少すると、水産総合研究センター東北区水産研究所で計算されているのだそうです。
 地球からの警鐘:日本が受ける温暖化の影響 2004年2月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

 以下の連鎖によるものだそうです。
 温暖化で海面に近い水が温まると、膨張して比重が小さくなり、深海水と混合しにくくなる。
   
 栄養塩が豊富にある深海水が上昇しないと、植物プランクトンが減る。
   
 動物プランクトンや、それを食べるサンマやマイワシなどの魚類に影響する。

 そのほかにも、海水温度の上昇で以下の影響があるそうです。
 魚介類の産卵、成育の場となっている西日本の沿岸の藻場は、海水温の上昇に伴って生息数が増えたり、採食が活発になった南方の藻食性魚類によってバリカンで刈ったみたいに荒らされ、沿岸漁業に被害が出る。

 「日本の200カイリ内にマイワシやサンマ、カツオなど冷水性の回遊魚の漁場ができなくなる可能性があります。マダラやスケトウダラなどの底魚類は産卵場所の条件が厳しいため、北上しても産卵場が確保されずに絶滅するかもしれません」とは、上述の、水産総合研究センター東北区水産研究所の伊藤さんのお話です。

 乱獲でのお魚の減少が懸念されているのですが、温暖化とのダブルパンチになります。
 特集:地球の悲鳴 魚が消えた海 2007年4月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

 魚は貧しい人々のタンパク源として重要な役割を果たしてきたのだそうですが、アフリカでは欧州への輸出する魚を捕ると同時に、輸出しない他の魚も混在して乱獲廃棄され、アフリカのタンパク資源としての魚が無くなってきているそうです。
 温暖化も、乱獲ももとは全て人が引き起こしています...。


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by yuji_oga | 2007-04-01 21:28 | 地球温暖化 | Trackback
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