中越沖地震で、全自動車メーカーの工場が操業停止

 中越沖地震では、多くの方々がまだ被害のただ中におられ、ご苦労を思い心からお見舞い申し上げます。
 私の両親が阪神大震災にあい、被災地を徒歩で逢いに行ったのですが、報道によると同じ断層帯とのこと。
 このblogを始めたのも、開設することで中越地震被災への義援金の足しになるとのことが直接のきっかけとなったのでした。
 能登半島地震といい、近い地域で大きな地震が続いていて、みなさんの不安はいかばかりかと推察しますが、日本中何処でも起きうることとの解説で、関東に住むものとしても、改めて自宅での準備をしなくてはと反省し、家族と話しています。

 企業の準備では、危機管理とか事業の継続性とかが叫ばれ、原子力発電所のニュースが連日トップを賑わしています。
 その影に隠れたようで、大きくは取り上げられていませんが、部品メーカーが被災に逢われ、全自動車メーカーが、工場の停止の影響を受けています。
 被害を受けたのは、エンジンや自動変速機関連部品を生産するリケンの新潟県柏崎市内にある工場で、自動車用エンジン部品のピストンリングで50%、自動変速機用のシールリングで70%の国内シェアをもち、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、スズキ、富士重工業、三菱自動車工業、ダイハツ工業など主なメーカー全てに影響が出ています。
 リケン

 自動車部品メーカーは、厳しいコストダウンに対応するため、特定部品に特化する。その結果、特化された部品を多くのメーカーが使用するという構図にあったとのことですが、70%ものシェアがあるのには驚きました。

 新日鐵の爆発事故や、ブリヂストン・甘木工場の火災などで、サプライヤーの事故で自動車メーカーのラインが止まることがありました。
 供給源の二重化が唱えられましたが、実現には品質・コストなど多くの課題が残ったままです。同じ素材メーカーに二重の生産拠点を持って貰うのか、仕入先を二重にするのか、いずれも課題が多いです。
 
 地元の方々は、自宅の被害の対応などて、会社の休業とダブルの被害に遭われているかたが多いと推察出来ますが、メーカーの損害補償まで三重のご苦労は回避されることを願っています。

 トヨタを先頭に、各メーカーから復旧支援に多くの技術者が派遣され、倒れた機械の復旧、試運転での品質検査をすすめ、23日の操業再開を目指しているそうです。
 速い時期の操業再開が、メーカーにとっても、リケンにとっても、リケンやメーカーで働く人々にとっても被害を最小限に抑えることになります。

 <中越沖地震>部品不足操業停止、さらに拡大…リケン被災で/Excite エキサイト : 経済ニュース
 NIKKEI NET(日経ネット):企業ニュース-企業の事業戦略、合併や提携から決算や人事まで速報
 中越沖地震:自動車5社、週明けも生産停止 リケン被災で-事件:MSN毎日インタラクティブ

 東電の原子力発電所も、夏場の電力に影響しますが、平年並みであれば乗り切れるとのこと。こちらは、1年近くの停止が想定されますが、総力をあげて早期稼働再開し、地元の出入り業者や、働く方々の生活への影響を少なく出来るよう進めていただけることを、願っています。

 
 
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by yuji_oga | 2007-07-22 20:49 | 気になる話 | Trackback
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