宇宙人を探すのは地球人にとって自分探し

 宇宙人と言っても、映画「E.T.」の大ヒットで注目をあびましたが、最近では忘れがちでした。
 この宇宙人を、2年前から真剣に探し続けている天文台が、日本にあるのだそうです。

 兵庫県佐用町の兵庫県立西はりま天文台で、国際天文学連合が「宇宙人の信号をキャッチした場合、関連する国家当局に連絡する」と規定しているのですが、日本の場合、その国家当局をどこにするのかという会議が、全国から六十数人の学者らが集まり、先月の4日に、この天文台で会議があったのだそうです。

 
宇宙人が地球を見つけたら (12/7 産経)

<前略>
 その西はりま天文台を訪ねた。お城で有名な姫路市から北西に約50キロ、JR姫新線の佐用駅からさらに車で20分ほど登った大撫山の頂上近くにある。着いたのは午後8時半、街の灯(あか)りはまったく見えず、漆黒(しっこく)の闇である。

 この天文台、主鏡の直径が2メートルという国内最大の反射望遠鏡「なゆた」を備えていることで知られる。だが、最近はもっぱら宇宙人探しが話題だという。
 「天文台に見学にくる子供たちからよく、宇宙人はいますかと聞かれるんです。天文学者はたいてい、いてもおかしくないと答えます。なにしろ銀河系だけで1000億の星があるのですから。しかし、もっとはっきりした答えをするために、自分で探してみようと思ったのです」
 宇宙人探しの中心になっている主任研究員の鳴沢真也さん(42)がそう言って迎えてくれた。

 宇宙人は学問的には地球外知的生命(ETI)という。これをサーチするのがSETIである。
 地球人と同じような知能を持つ宇宙人なら、同じような文明を得ているだろう。地球人同様に、宇宙に向かって電波や赤外線を放出しているかもしれない。それをキャッチできればETIの存在を確認できるというのだ。

<中略>

 ではどんな星をターゲットにしているのだろう。火星をはじめ、太陽系の惑星や衛星に高等な生物がいないことは、ほぼ証明されている。となれば、狙いは現時点で254個発見されている太陽系以外の惑星である。
 鳴沢さんらはそのうちペガスス座51番星の惑星などの光を観測してきた。だが、今年になって「朗報」が飛び込んできた。
 20光年ほどの近くにあるてんびん座のグリーゼ581という星に3つの惑星が見つかった。その中の1つが、表面温度0度から40度と地球にそっくりなのだ。
 「もしここにH2Oがあれば、液体の水ができていて、高等な生物がいる可能性は強いのです。いや第二の地球と言ってもいい」。近々本格的にこの星に照準を当てることにしている。

 過去には日本でも宇宙人探査の例はあるが、今、継続的に行っているのはここだけだ。毎晩、虹を見て夢を追いかける。だが鳴沢さんは最近別のことも考えている。実は宇宙人の方が先に、地球人をキャッチしているのではないかということである。
 例えばテレビ電波は毎日電離層を越えて宇宙に放出されている。もしそれを映像に変える技術をもった宇宙人がいたら、地球の様子は手に取るようにわかるからだ。特にグリーゼ581の惑星では、今ごろ20年前のニュースを見ているかもしれないのだ。
 「しかし、宇宙人がそんな地球を見て、良い世界だと思いますかね。疑問ですよ。宇宙人を探すのは地球人にとって自分探しでもあるんです」

 その鳴沢さんが答えに窮する質問がある。
 「本当は鳴沢さんが宇宙人ではないんですか?」だ。(さらき よしひさ)


 日本にそういう天文台が存続している。それだけでも嬉しくなり、まだこの国も見捨てたものではないと、ほっとしました。
 
 地球にそっくりな惑星が、てんびん座のグリーゼ581という星の惑星の中に見つかっているというのも、夢を膨らませてくれます。
 学生の頃、一般教養の科目でしたが、何気なくとった天文学が、やたら面白くて毎回一番前の席に陣取って聴講しました。宇宙のゴミが渦で集まり星が出来るという「宇宙変動論」でした。
 人も、草木も、石ころもすべてもとは宇宙のゴミだった...。
 無限の宇宙には、地球と同じ環境の星があり、全く同じ生い立ちで、10年 or 20年先に進んでいる星があり、そこには0年 or 20年先の自分が居る...。等々。

 天秤座には光の強い星はないのだそうですが、5月に南東の空に見える様です。
 5月の夜空
 てんびん座 - Wikipedia
 地球型新惑星を発見、水が存在する可能性も - フランス 国際ニュース : AFPBB News

 向こうにいる宇宙人が、地球の20年前のテレビをいま観ているのも、おもしろいですね。日本語は判るのかなぁ。
 いまの地球ではなく、20年前なら未だましなので、気に入ってくれるかも...。でも、汚染が進んだいまは...。
 是非、宇宙人の星のテレビも観てみたいですね。地球より綺麗で、表面温度0度から40度の環境がきちんと保たれている、地球の先生の星なら、いろいろ学べます。

 まだ 2年の探索とのことですが、こんごも継続していっていただきたいものです。


 
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by yuji_oga | 2007-12-09 21:12 | 雑その他 | Trackback(1)
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