サバにクロマグロを産ませる 2

 ヤマメからニジマスを産ませることに成功した、東京海洋大学の吉崎准教授らが、この技術を応用してサバ等の小型魚を使ってクロマグロなどなどの大型魚を産ませる可能性があると注目され、研究を続けていました。
 yuu2雑記帳 : サバにクロマグロを産ませる

 約 1年を経過した今も、研究は進められているそうです。
 
「マグロを生むサバ」研究 (10/30 読売夕刊)

<前略>
 日本は、世界のマグロ漁獲量の約 3割を消費してきた。しかし、世界の富裕層で、前菜に大トロの刺身を食べる習慣が出始めた。健康志向がら、欧米のサカナブームが強まり、日本が入札で「買い負け」することも増えてきた。

 「20世紀と比べ、明らかにマグロは食べられすぎている」。そんな危機感もあるが、情熱の源は、大学時代に相模湾で見た光景だ。マグロが背中を蛍光ブルーに光らせ海中を走り抜ける。こんな美しいサカナを絶滅させるわけにはいかない」

 マグロから生殖細胞を抽出し、生まれて間もない 3~4ミリのサバの仔魚に注入する。その作業を行うため、毎月、千葉県館山市の研究施設に足を運ぶ。息を潜め、緊迫の時間が終日続く。
 最近壁にぶちあたった。マグロの生殖細胞の濃度は思いのほか薄く、ニジマスのように、うまく生着しないことだ。しかし、展望はある。「生殖細胞を濃縮する技術を開発中です。何とかなりそう」。表情は明るい。
 人口孵化させ生殖させるマグロの「完全養殖」技術はすでにあるが、それには直径が何十メートルもある生け簀が必要で、費用は膨大だ。「マグロを生むサバ」が成功すれば、生け簀や飼育費用は大幅に削減出来る。しかもサバは、孵化から生殖までの期間が短く、大量生産にも道が開ける。
 
 「大量にマグロを作り、安く食べるのだけが目的ではない。サカナを守りたいのです」。マグロ漁獲制限の気配も強まる中、気骨の研究者に日本の食卓の将来がかかる。

 私には、前菜どころかメインとしてのにぎりやお刺身でも、高価な大トロを食べる習慣はありませんが、日本で愛されているマグロが漁獲量、価格の両面から入手が困難になる傾向にありますね。
 世界中の海から日本に集められて来るマグロは、輸入品では台湾などで計算されるので堵出した数値ではないのですが、フードマイレージは高く、近海で飼育出来るようになれば、自給率もあがり、安心して食べられる様になりそうです。
 フードマイレージで言うと、サバはノルウェーからの輸入で計算され、マグロの10倍で、カズノコ、タコ、ヒラメ、サケなどを抑え、トップなのですが、ここで使用されるサバは日本近海のサバでしょうから、フードマイレージは計算されない...?

 マグロの冷凍技術は日本が群を抜いているわけで、世界にマグロを輸出出来る日が来るのも、夢ではないかもしれません。


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by yuji_oga | 2008-11-03 12:16 | 気になる話 | Trackback
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