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ヤフーとセブン-イレブンが業務提携

 ヤフー、セブン&アイ・ホールディングス、セブン-イレブン・ジャパンは11月18日、3社が包括業務提携に向けて検討を始めると発表しました。
 Yahoo! JAPANの持つインターネット上の集客力・総合力とセブン-イレブン・ジャパンが展開する約1万1000店舗のリアルネットワークを融合させ顧客満足度の高いサービスの実現が目的。

News Release:セブン-イレブンとYahoo! JAPAN 包括業務提携に向けた検討を開始
BCNランキング :: サービス :: セブン-イレブンとヤフー、包括的な業務提携に向け検討を開始
ヤフーとセブン-イレブン、包括的業務提携へ - nikkeibp.jp - 企業・経営

 検討を開始する案件
 (1)インターネットオークションに関する物流と決済拠点の連携
 (2)共同インターネットサイトの構築・運営
 (3)地域情報関連サービス
 (4)会員獲得
 (5)チケットの発券サービス
 (6)決済関連ビジネス

 セブン-イレブン店舗を活用して、オークションの物流や決済の拠点とするのは、便利になりそうと、わかりやすい話です。
 共同インターネットサイトの構築・運営では、セブン-イレブン店舗のプロモーションを行う共同インターネットサイトの構築・運営、Yahoo! JAPANサイトの関連コンテンツ内からの共同サイトへの誘導、Yahoo! JAPANサイト内の広告からの共同サイトへの誘導などとなっていますが、セブンイレブン単独のサイト構築を、ヤフーと統合したものに発展させ、サイトの集客力をあげようというもの。
 注目は、地域情報関連サービス。
 ・セブン-イレブン・ジャパンの有する商品販売データ等とYahoo! JAPAN の有するイン
ターネット上の各種データを連動させた、双方向での来店促進、販売促進等
 ・セブン-イレブン店舗でのYahoo!クーポンの利用およびYahoo!クーポンを活用したセ
ブン-イレブン店舗への来店促進等、Yahoo!クーポンサービスとセブン-イレブン店舗
との連携
 とのことで、鈴木CIOがよく唱えておられる、地域に密着し、お客様の立場に立って考え、求められているものを実現させるという根幹に繋がるものと推察します。
 具体的にどんなものが実現されてくるか、今後に注目したいものですし、楽しみでもあります。

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by yuji_oga | 2005-11-27 21:28 | 気になる話 | Trackback

ヨドバシカメラがICタグ実用化

 ICタグの利用は、物流での用途が利用範囲・量や、効果も大きく期待されていますが、米国のウォルマートの使用例くらいしか本格的使用例を聞きませんでした。
 話題のわりに低迷しているICタグの物流への導入ですが、日本で、ヨドバシカメラが来年5月から、ウォルマートと同様に取引先であるメーカーの協力を仰いでICタグの活用に乗り出すのだそうです。メーカーが製品をヨドバシに納入する際の検品作業を効率化するのが狙い。

 ヨドバシカメラ、ICタグ実用化・来春から自動検品ビジネス-ICタグ実用化へ:IT-PLUS
 日経コンピュータ:迫り来るヨドバシ・ショック ICタグによる業務改革が始動

 来年5月から、パソコンや薄型テレビなど個別の商品に張り付け、入庫時の検品を自動化し、作業時間やコストをおおむね従来の3分の2に減らせる見込みだそうです。将来は顧客への配送、修理履歴などの管理にも生かすとか...。

 日経コンピュータ誌は、会社にあるので、読んでみなくっちゃ...。


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by yuji_oga | 2005-11-13 03:23 | IT備忘録 | Trackback

未来から現在を考える

 日経フォーラム「世界経営者会議」があり、多くの著名な経営者の方々が講演され、その内容が、日経新聞に掲載されていました。
 このなかで、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼CEOの講演が印象深く拝見しましたが、備忘録として書き残します。
 NIKKEI NET:企業ニュース

 コンビニエンスストアを実質創業した時も、セブン銀行を作った時も、「コンビニエンスストアなど定着するはずがない」、「ATMを置くだけでは採算がとれない」と多くの金融機関の方から忠告を受けたのだそうです。ATMを設置するスペースでの売上利益と手数料の比較議論は、あちこちで姦しく議論されていたのはよく覚えています。
 「現在から将来を見る考え方では、こうした指摘は常識だったのかもしれない。しかしお客さんの立場で将来から現在を考えた時に、全く違う世界が見えてくる」という話です。
 現状に満足しきってはいなくても、現状をベースにした改善では、現状と異質なものは不安定で信用が出来ないのですから、根本から異なるものには否定的にならざるを得ないし、変革が失敗する例は少なくない。
 しかし、お客様は何をもとめているのかを、お客様の立場に立って考え、求められているものが実現された将来から観て、現在とを比較すれば、何をどうすべきかが解るし、求められていることを実現させるのだから、失敗しない。

 例として、ATMの話があり、自宅や会社に近い身近な所で利用されるようになると考え、銀行ではなくコンビニがニーズにあうと考え、多くの反対の声にも負けずにセブン銀行の設立に突きすすんで、わずか二年半で利益を出し、今ではグループで最大の伸びを示すまで成長したのだそうです。

 9月1日にイトーヨーカ堂、セブンイレブン、デニーズを経営統合し純粋持ち株会社のセブン&アイ・ホールディングスを設立した事にもふれてありました。

 親子逆転現象が生じていて、M&A対策としてこれを解消するのが狙いと言われているのだそうですが、そうではなくて、業績が悪くなっていたヨーカ堂の社員の意識改革を図るためだったとのこと。
 セブンイレブンのおかげで増収増益になっていた親会社の実態を把握することができ、大きな意識改革につながったのだそうです。
 「社員の意識改革を図る際、大事なのはコミュニケーションの手法だ。改善ならボトムアップでもいいが、改革ならトップダウン、ダイレクトコミュニケーション以外ない。」とのことで、千五百人の管理職を毎週本社に、年間数十億の費用はかかるが集めて、直接話をしておられるのだそうです。

  「過去と現在を分析して.未来を占う時代から、どんな未来になるかを考えて現在はどうあるべきかと考える時代に入った。そうしないと新しいことへの挑戦はできない。」
 しっかり頭に入れておくことにします。

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by yuji_oga | 2005-11-03 17:59 | 企業改革 | Trackback(1)