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「モバイルスイカ」サービス開始

 延期(?)を重ねていた、待望の「モバイルスイカ」が、28日サービスを開始しました。
 私が持っている携帯は、カラーが出始めたころのもので、当時は先端のものでしたが、今や物珍しがられるほどに古くなり、スイカが内蔵された機種が出たら買い換えようと、待っていたのでした。
 Excite エキサイト : 携帯タッチ、改札通過 モバイルスイカ利用開始

 改札の通過に、携帯電話の厚さが課題で、片側で感知しても反対面では感知しづらいなど、結構難関で、当初の予定より遅れていました。
 28日の日経朝刊によると、JR東日本が改札機との通信の相性をテストして合格した機種のみが利用できるのだそうで、ドコモの9機種(N902i, P902i, SH902i, F902i, N901is, P901is, SH901is, F702iD, SO902i)と、KDDI(au)の2機種(W32S, W32H)に限定されるのだそうです。

 利用するには、JR東日本のビューカードの会員になった後、携帯からJR東日本のサイトに接続し、モバイルスイカ専用のソフトをダウンロードして、カード番号や名前、住所などを登録するのだそうです。
 スイカへのチャージは、「ビューカード」で決済されるのだそうです。スイカ定期券の登録・理容も可能。利用範囲は、既存のスイカと同様で、「キヨスク」や駅中のコンビニ、飲食店、ピックカメラ、ファミリーマート、ジョナサンなど。

 「おさいふケイタイ」は、NTTドコモでは1千万台をこえたのだそうで、生活必需品となってきた携帯電話と、かざすだけで小銭の取り扱いから解放される非接触ICの融合は、"個人の支払い文化"に変革をもたらしつつあります。

 非接触ICを使った主な電子決済サービス(1/28i日経朝刊)
 スイカ (JR東日本) 1,500万人
 エディ (ビットワレット) 1,500万人
 ピタパ (スルッとKANSAI) 20万人
 クイックペイ (JCB) 1万人
 スマートプラス (UFJニコス) 1万人
 三井住友カードiD (NTTドコモ・三井住友カード) 2万人

 セブン&アイ・ホールディングスも2007年春からの参入を決めているのだそうですが、小銭の取り扱いが無くなることで、レジの行列解消に繋がり、利用者にとっても、店舗側にとってもメリットがあります。

 しかし、サービス各社の端末が異なり互換性が無いため、利用者は買い物をしたい店のサービスを見極めて選択する必用がありますし、店舗側ても、複数の端末を用意することは難しいなど、課題が残っています。

 「モバイルスイカ」も、ビューカードに入会して、ビューカードの年会費に加え、別に年会費が必要になるということで、利用可能な店舗も限定され(ファミマ、ジョナサンは近所にない)ので、待ち望んではいたのですが、暫く様子見となりそうです。
 私鉄の定期も包含される。クレジットカードが選択出来て年会費のダブリが無くなる等が在れば、スイカカードのメリットを上回る事になるかもしれません。

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by yuji_oga | 2006-01-29 23:27 | IT備忘録 | Trackback

東証の技術レベルが日本の技術レベル?

 東証のトラブルが続いています。
 ほりえもんは、証券取引の盲点をついて利益をあげて来たのだそうですが、ついに、東証をも破壊し日本の情報技術のあり方にも改革の眼を向けさせてくれました。

 東証の約定(売買注文が実際に成立した状態)件数の処理能力の限界は1日450万件で、注文件数基準は、850万件なのだそうです。
 1月18日、午前の取引を終えた段階での約定件数は350万程度となり東証は「約定件数が400万件を超える場合には、システム処理の継続に支障が生じることから、株式の全銘柄について取引を停止する」と事前に通告し、注文を集約して発注するよう呼びかけましたが、注文件数は減らず、午後2時25分には約定件数が400万件程度に達した為、東証は午後2時40分に売買を停止しました。

 東証 : 投資者及び関係の皆様へ
 【特報】東証「ライブドアショック」で売買停止、システム障害を懸念 - @IT
 前代未聞の措置--東証が全銘柄の売買を自発的に停止 - CNET Japan

 資本主義経済活動の根幹である株式取引が、システムの能力不足のため、停止されたのです。
 この日、ライブドアの他にもインテルなど米国IT企業決算発表の値下げ要因、値下げに伴う投資家の保証金手当のための売りなどが重なったそうですが、全ての株が売りたくても売れない状況となってしまったのです。受注をまとめてする様呼びかけるなどは、製造業の調達でさえJITが進んでる今日、非常事態とはいえ株式取引では取引を否定する発言です。

 技術立国として自他ともに認める我が国の技術ですが、IT投資へのおそまつな内情が、世界中に披露されました。
 東証では、2月を目標にシステム増強を進めていたそうですが、レベルは450万件から500万件への増強です。2月を繰り上げて来週から実施できるよう、今日、明日で確認テストをするのだそうです。
 東証 : 投資者及び関係の皆様へ -株式等の約定に係る処理能力の増強に係るテストの実施等について-

 2001年の商法改正による「単元株制度」導入により、個人投資家の活発な動き、特にデイトレーダーの頻繁な売買取引回数増が進んでいます。
 それに備えるべき東証がシステム投資を怠ってきたツケが一挙に露呈したということです。
 処理能力アップには、ハード、回線、ソフト&プロクラムなどいろいろな改善方法が在るはずで、時間もかかるとは承知していますが、たったの11%のアップでは、焼け石に水ですね。
 海外のレベルも見比べた海外での評価は、まさに日本の技術レベルの評価をおおいに引き下げ、信用を失墜させるものです。
 NY証取 能力けた違い 1時間に4680万件 : 金融ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 asahi.com: 東証、システム投資に甘さ ライブドアショック-ビジネス
 Sankei Web 産経夕刊 海外メディア、東証酷評 ライブドアショック(01/19 15:00)

 ニューヨーク証券取引所は、通常の 4,5倍の能力をもたせ、売買注文の受け付けや約定、注文取り消しなどの業務を1秒間に1万3千件処理できる。これまで最大の処理実績は同6千件で、「取引のピーク時でも十分に余裕がある」(市場関係者)のだそうです。また、仲介人を通す立会場での売買との二本立てでの危機管理も出来ているのだそうです。
 1時間で東証の1日分が処理できていることになりますね。
 ロンドン証券取引所では、民間の取引監督機関が取引所のシステムを定期的に監視して障害の予防を行っている。
 asahi.com: 東証、システム投資に甘さ ライブドアショック-ビジネス
 asahi.com: 東証、システム投資に甘さ ライブドアショック-ビジネス
 
 更に、件数もさることながら、レスポンスでも致命的なさがあるのだそうです。
 木走日記/抜本的改良は手遅れな東京証券取引所システム~問われる技術立国日本の脆弱性

 海外メディアの論評です。
 ・19日付米紙エイジアン・ウォールストリート・ジャーナル(一面トップ)
「東証の緊急停止は、自らの技術力を誇ってきた日本という国の中枢が、驚くべき敗北宣言に追い込まれたことにほかならない」
 
 ・同日付英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)(一面トップ)
   「屈辱の再発を免れようと、絶望的な試みが続けられている」

・英紙タイムズ
   「突然、誰も株を売ることができなくなり、大混乱に陥った。寛容に表現しても、東証のPRとしてはよろしくない。公平に表現するなら、まったくもってばかげている」

 Sankei Web 産経夕刊 海外メディア、東証酷評 ライブドアショック(01/19 15:00)

 約定の件数制限は、精算システムの制限との記述が在りますが、売買、清算、決済の三段階があり、精算については、「日本証券クリアリング機構」により清算業務が行われています。
 システム開発に携わる「 株式会社 東証コンピュータシステム」など分社化なのか、アウトソーシングなのか、組織も複雑そうです。

 東証 : 清算・決済制度
 東証コンピュータシステム/会社案内/関連企業との相関図

 小口個人取引の広がりや、ネット・携帯電話による取引頻度の増大は、今後もますます進むと考えられますので、時間はかかっても米国並みに、通常取引の4,5倍、過去最大(=今回の400万+α)の倍のレベルには備えていかねばなりませんし、スピードが勝負ですので、レスポンスの改善も同時並行が必要ですね。
 小さな投資で、大きな効果を狙うのは当然必要ですが、顧客や取引形態の変化への対応、事業継続性確保・安全も含めたIT投資への志向の変革を呼びかけている事件でも在ります。


 
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by yuji_oga | 2006-01-21 23:31 | IT備忘録 | Trackback

こんどは、日興シティグループ証券で誤発注

 昨年12月にみずほ証券の大量誤発注が起こり、金融庁が証券各社に発注管理体制の点検を指示していた最中に、こんどは、日興シティグループ証券で誤発注トラブルが発生しました。
 日興シティ誤発注:人為ミスの連鎖 安全装置、機能せず-金融・株:MSN毎日インタラクティブ

 まず、証券会社の社員が就業時間中に、私用の株式取引をしている点に驚きましたが、証券会社の社員は、インサイダー取引を防止するため、必ず社内の審査を経て売買せねばならず、他の証券会社に注文を出すことを「地場出し」、それを証券会社が受けることを「地場受け」といい、これはともに証券取引法で禁止されているので、書類を提出するため、勤務時間中にみえる様です。
 FujiSankei Business i.BLOG|なるほど講座: 地場出し・地場受け

 それで、社内の審査がありチェックの網がアルにもかかわらず、思いこみの錯覚が重なり、ミスの取引が成立し、しかも公表は1日遅れてしまったのだそうです。
 かくもうす私も、日本製紙株が、500千円/株とは初めて気が付きました。500円/株レベルとの昔のイメージでした。
 株価が下がった日本製紙は、とんだ被害を被りましたが、日興から補償とかあるのでしょうか?

 重なったミスは、以下の通り。
 
1.最初の失敗は、日興シティ社員の思い込みだった。「1株約50万円」を「1000株で約50万円」と勘違いし、約100万円分を買うつもりで2000株の注文を書面で出した。

2.注文内容を審査する法規監理部が続いて失敗する。日本製紙株を2000株買えば代金は約10億円とあまりに巨額。発注した社員の口座残高は約140万円で、照らし合わせれば、誤りに気づいた可能性は高い。しかし、同部も社員と同様に株価を勘違いし、正しい注文として扱った。

3.注文を受けた売買の担当者はコンピューター端末に2000株と入力。1000株超の売買があると端末に警告画面が出る仕組みだった。
  売買の担当者は同社員に株数を確認したものの、代金が10億円にのぼることは指摘しなかった。

4.確認を求められた同社員は株価を勘違いしているのに気づいておらず、注文した株数について「間違いない」と返答。

5.日興シティが直後に誤発注に気づきながら、東証に連絡しなかったことも問題だ。すぐ連絡していれば東証が売買停止にすることも可能だった。


 思いこみの錯覚でのミスは、後で気が付けばなんでこんな馬鹿な事をとおもうあり得ないことが多いのですが、チェックの網の欠陥を見直す必要があります。
 今回は、株数ばかりがチェックされていて、金額がノーチェックなので、思いこみのままチェックされていませんでした。
 1.の申込書に、株数と金額を記入する。3.で取引の警告が出たが、売買担当者も、4.で再確認要請された本人も、金額には触れていない。
 数量と、金額を同時に記入、チェックしていれば防げたのではと推測しますが、日常両方書いたり、チェックする週間がない様子なのは何故なのでしょう?
 誤発注後、すぐにきがついたのに取り消しをしなかったのは何故なのでしょう?
 これまでも、ミスはよくあることで、公表が遅れたのでしょうか?

 1,998株は売る予定とのことですが、日本製紙の株価に与える影響は少なくないと思われますし、2,000株の支払いは会社が立て替えるのかどうか解りませんが、損害の個人及び、審査や売買に足すさわった方々の責任、補償はどうなるのでしょう?

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by yuji_oga | 2006-01-08 23:33 | 気になる話 | Trackback

人口減に克つ

 元旦の全国5紙の社説は、日経と読売が人口問題、産経はいろいろ触れてあるのですが、アジア外交と日米同盟、朝日は武士道という言葉を出して日中韓問題、毎日はぐだぐだと小泉首相の悪口といった内容ですね。
 # 日経と読売は本紙を読みましたが、他はネットで見ただけですので、間違っているかもしれません。
 NIKKEI NET:社説 人口減に克つ(1)成長力を高め魅力ある日本を創ろう(1/1)
 1月1日付・読売社説(前半) : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 Sankei Web 産経朝刊 主張 新たに始まる未知の世界 アジア戦略の根幹は日米同盟(01/01 05:00)
 asahi.com :朝日新聞今日の朝刊-社説/武士道をどう生かす 2006謹賀新年
 MSN-Mainichi INTERACTIVE 社説/ポストXの06年 壮大な破壊後の展望が大事

 日本の将来にとって、江戸末期以来初めて人口減に転じかつ、急速に進行し歯止めがきかない状況は、10年、20年後の亡国を予兆させるもので、真剣な対策を必要とする重大課題だと考えます。
 2004年のスタートも人口問題は重要な課題として取り上げられていましたが、1年が終わってみたら予測以上の人口減の急加速で、改めて警鐘を鳴らさねばならない状況です。

 人口減でガタガタ騒ぐな、縮小均衡させ、小さな幸せをじっくり味わう事が出来るとの意見がありますが、人口が減少の動向は止まらず、これといった解決策も見つからずダラダラと流されてはいけません。
 
 人口減に克つために、日本は創造的改革をてこに新たな成長をめざさなければならない。働きがい、生きがい、育てがいがあり、世界からヒト、モノ、カネを引き寄せる。そんな「魅力ある日本」は成長を土台にしてはじめて創(つく)れる。100年後の日本のために、われわれはいま何をすべきかが問われているのです。

 日中韓の外交は、中国の覇権主義に対し、アジアの平和の実現には重大な意味を持ちます。
 日本経済も底から脱して、デフレ経済から脱出し反転して成長に向かう転機の年でもあります。
 ピックコミックの一面広告で「癒しは終わった。真剣勝負だ。」とありましたが、強い日本へ向け、国民ひとりひとりが厳しさを要求される一年になりそうです。


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by yuji_oga | 2006-01-01 23:02 | 人口減少 | Trackback

今日(2006年1月1日)は、うるう秒挿入の日

 地球の公転・自転に基づく天文時から、1972年に原子の振動を利用した原子時計をもとに時刻が決められる様になりました。
 原紙時計で決められる時刻は、非常に高精度なもの担ったのですが、地球の公転・自転は変動するものであるため、天文時に基づく時刻との間でずれが生じるようになったのです。
 地球の回転速度は明らかに遅くなっており、5億年前の地球は1日21時間で回転していたことが理論だけでなく、サンゴの年輪や二枚貝の化石からも裏付けられているのだそうです。
 速度が遅くなる主因は、月の引力が引き起こす潮の干満によって地球が形を変えてブレーキとして作用する潮汐摩擦(フィギュアスケート選手が手を拡げて回転速度を落とすのと同様)や、大陸の位置が変化し重力の分布が変化したためなどと考えられています。

 1億8000万年後の地球は1日が25時間になってしまうけいさんなのだそうです。
 この増えた時間は、どの様に使うのでしょう。労働時間が決まっているとしたら、遊ぶ時間が増える...。(嬉)
 細胞の寿命が同じだとすると、人間の寿命年齢は、時間が延びた分だけ短くなる?起きている時間が長くなると、体はどうなるのでしょう?

 時刻が正確になるのは良いのですが、世界の主要国では、原子時を1マイクロ(100万分の1)秒から10ナノ(1億分の1)秒の単位で運用し、ミリ(1000分の1)秒単位で告知しているため、「1秒」の修正には大変な手間がかかることになるのだそうです。これを調整しなくても、実生活には殆ど影響がないため、0.9秒の差が生じる毎に調整するのではなく、まとめて調整する方法が検討されたのだそうですが、最近は回転速度が速くなりうるう秒調整の必要がなくなっていたのですが、1999年以来 7年振りに実施することになったのだそうです。
 
総務省(報道資料)
 【今回の調整】 : 平成18年(2006年)1月1日(日)
          午前8時59分59秒と午前9時00分00秒
          の間に「8時59分60秒」を挿入します。

 影響は無いと考えられますが、この時間には、念のためパソコンの使用は止めておこうかな...?

SEIKO DESIGN YOUR TIME.・うるう秒とは - セイコーウオッチ株式会社

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by yuji_oga | 2006-01-01 01:13 | IT備忘録 | Trackback(1)