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「恋のスイッチ」の役割を果たす脳神経細胞発見

あけましておめでとうございます。
 今年の初夢は、どのような夢をご覧になられましたか。新年早々に、夢か幻か、目を疑うような仰天記事が飛び込んできました。
 「恋のスイッチ」となる脳神経細胞が発見されたというのです。まだ、メダカの実験結果ですが、将来、人が恋に落ちる仕組みがわかるかもしれないと言うのです。
 解明されれば、もてない悩みが解決されて、さらに結婚、出産が増えて、少子化・人口減に歯止めがかかる。とは、夢の見すぎでしょうか。




 
そばにいると恋に落ちる? メダカのメス 東大などチーム (1/3 読売朝刊)

 メダカのメスは、ずっとそばにいたオスの求愛を受け入れる傾向があるとする研究結果を、東京大などの研究チームが3日付の米科学誌サイエンスに発表する。チームは、メスの脳内で、オスを受け入れる「恋のスイッチ」の役割を果たす神経細胞も見つけ、「同じ働きの神経細胞を人間の脳で探せば、将来、人が恋に落ちる仕組みがわかるかもしれない」と話している。
 チームは、メダカのオスとメスを、お互いが見えるように透明のガラスで仕切った水槽で飼った場合と、姿が見えない別々の水槽で飼った場合を比べた。オスとメスを一緒にすると、オスの求愛行動をメスが受け入れ交尾するまでの時間は、「顔見知り」のペアで約10秒だったのに対し、「見知らぬ者同士」だと約60秒かかった。
 また、どのオスともすぐカップルになる、遺伝子が変異したメスの脳を調べると、行動を制御するホルモンを作る大型神経細胞の形に異常があった。正常なメスでも、この神経細胞の働きが、オスを受け入れる行動にかかわる「スイッチ」になっているという。
 東大の竹内秀明助教(行動分子生物学)は「力のあるメダカのオスは、縄張りに何匹かのメスを囲っているため、メスはいつも近くにいるオスを『強いオス』と感じて選ぶ性質があるのかもしれない」と話している。


 どのオスともすぐカップルになるメスの脳では、行動を制御するホルモンを作る大型神経細胞の形に異常があったという話にも驚きます。惚れやすいのは神経細胞の異常ということなの?
 メスの脳の細胞の話ですけど、オスの脳にはスイッチになる細胞はないのでしょうか。
 
 また、「顔見知り」のペアがスイッチが速く入るとすれば、「一目ぼれ」の場合の論理はどうなるのでしょう。「恋のスイッチ」と、時間とは関係ない?
 
 いろいろ想像が湧いてくる、楽しい話ですね。
 でも、メカニズムが解明されて物理的な話になってしまうのも、味気ない様な。
 「恋のスイッチ」は、永遠の神秘がいい様な。
 新年の、初夢のお話でした。



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by yuji_oga | 2014-01-04 00:49 | 雑その他
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